ただ、短期間に公共事業や都市再開発が集中することに対し、住友不動産の仁島浩順社長は「建設コストの高騰が懸念材料」と指摘する。

 また、地価上昇に賃金の上昇が追いつかなければ、住宅需要が腰折れする可能性もある。第一生命経済研究所の鈴木将之?副主任エコノミストは「大都市圏の地価上昇が2~3年で終わると、地方まで波及しない」との見方を示している。
埼玉県の越谷市、松伏町で2日に発生した竜巻被害で、高橋努市長と会田重雄町長らは19日、独自に被災者に対して民間賃貸住宅の家賃給付金を支給することを上田清司知事に報告、県の支援を要望した。上田知事は理解を示し、特別交付税などを活用して支援する考えを表明した。

 同市の住宅被害は18日現在、全壊24、半壊102。松伏町は全壊1、半壊8。被災者には県営住宅などが提供されるが、利用は越谷市15世帯、松伏町1世帯にとどまっている。市によると、被災者のなかには子供の学区などで、自宅から離れられない人もいる。

 このため、両市町は住宅が半壊以上の被災者が一時的に民間賃貸住宅に入居する際、家賃の一部を補助する方針を決定。

 要望は市町の家賃補助に対し、県が補(ほ)填(てん)することを求めたもので、高橋市長は「県にはできるだけの対応をお願いしたい」と話した。
住替えることを検討していますか?』という質問に対して、「検討している、または今後検討する」と回答した人は、80.2%となった。その理由は、「現居の住みにくさ」「二人(一人)暮らしの不安」「健康状態の変化」「他人に迷惑をかけたくない」など多様で、目立って多い回答は見られなかったが、高齢者は、千葉 賃貸現役時代と同じ住宅に住み続けるのが難しい、という結果が明らかとなった。
住み替えるとしたら、どのようなところを選びますか?』(複数回答可)という質問には、1位が高齢者向け分譲マンション(60%)、2位が有料老人ホーム(43%)、3位がサービス付高齢者向け賃貸住宅(35%)となった。一方で、「どう選んで良いか、分からない」という回答が13%あり、十分な情報の開示と分かりやすい説明が求められていると言える。
住替え先を選ぶ際に、気にしないポイント』を訊いたところ(複数回答可)、「親戚や知人がいないこと」(38%)、「最寄駅からバス便である」(36%)、「近くに葬儀場があること」(36%)という結果となった。高齢者の住まいの選びの基準が、若い世代を対象とした一般的な住宅とは大きく異なっていると考えられる。
UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)は、国内の住宅団地では初めて「ヤギを活用した除草(以下ヤギ除草)」の実証実験を開始する。なお、実験期間は平成25年9月24日(火)から11月29日(金)まで。

ヤギ除草は、緑地や管理地等に繁茂する雑草をヤギに食べさせて除草を行うもので、草刈機の使用や刈草の廃棄処分に伴うCO2排出量の削減ができることから、環境に優しいエコな除草手法として昨今注目を集めている。URは、ヤギ除草の効果(アニマルセラピー効果、コミュニティ活性化等)に注目し、この効果を検証すべく町田山崎団地において導入する。

5月に第1弾として投資したホテルは、シアヌークビルに近い避暑地オートレビーチにある。カンボジアの5大ビーチの1つだ。ホワイトサンドの砂浜が広がる遠浅の海に面したバンガロー型のホテル。ツイン1泊30ドルの客室26棟。プノンペンのフランス人をはじめ、周辺諸国に住む欧米人の観光客でにぎわう。
 すでに稼働中のバンガローなので、翌日から売上を計上。雨季の5~9月の稼働率を30%と渋く設定、年間平均約6割の稼働率で、初期投資を2、3年で回収する見通しだ。ふたを開けてみると、雨季の5月で予想を大きく上回る稼働率60%と、順調なスタートを切った。
 黒木社長が「一目で惚れました。白い砂浜のビーチ、透き通った海。海は遠浅で波がほとんどなく穏やか。kanagawa-snapまるでプールのように子どもも安心して泳げる」と話す絶好のロケーション。観光客が来ないわけがない。
ディックスクロキが上場したときに果たせなかった海外投資で再生ディックスがカンボジアで早々と好調な滑り出しを見せている。
 「日本で投資したら利回りは約10%、実質2~3%を切っている。カンボジアは、今が経済的に急成長している国だ。治安も良く、国民性が真面目」(黒木社長)。
 カンボジアは親日の国で、労働力が安く、平均年齢23歳、7割が30歳以下の若い国だ。もともとタイとベトナムの中間地という地の利があり、道路や港湾などのインフラ整備が進み、日本から製造業の進出が進んでいる。1人当たりのGDPも上昇し、イオンなどの流通業などの進出が相次いでいる。経済が成長しているだけでなく、進出企業への優遇措置もある。世界で経済成長のフロンティアになっている国だ。しかし、ディックスの投資が成功したのはそれだけではない。
 黒木社長は、カンボジアの物件を初めて見て、数分で投資を決断した。「売主の話しぶりを見て、聞いてピンとくるものがあった。カンボジアへ行って人を見て、街並みを見て、即決断した」と話す。
投資対象は、ホテルだけでない。カンボジアの家賃は毎年10~20%値上がりしているという。ディックスは、シアヌークの街にもオートレビーチにも近い好立地に、戸建賃貸アパートメント4棟を開発中だ。すでに2棟が完成、残り2棟が工事中。家具家電付きで、家賃は月6万円。借りるのはフランス人や欧米などの外国人。日本で不動産賃貸に投資するよりはるかに有利な投資物件になるという。

 「カンボジアは、国自身が外国人の投資を求めていて、それが雇用の機会を生み出し、カンボジアの発展につながる。経済発展に力を貸すことができ、投資としても成功する。楽しいですよ」と語る黒木社長。「お客さまに満足していただける投資物件を目指して、プノンペンへと投資物件を増やしていきます」と、夢を膨らませる。

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